「ご主人との思い出を、もう一度指元へ。」
切れてしまった結婚指輪修理のご依頼
お客様から一本のリング修理のご依頼をいただきました。
長年大切に身につけてこられた結婚指輪。
しかし、長い年月の中でリングは切れてしまっていました。
お話を伺うと、そのリングは、ずっと昔にご主人様から贈られた大切な結婚指輪とのこと。
そして今はもう、ご主人様はこの世にはいらっしゃらないそうです。
「主人を思い出せる大切な指輪なんです。どうか綺麗に直していただけませんか。」
そう静かにお話しくださったお客様の言葉が、とても印象に残っています。
ジュエリーは単なる装飾品ではなく、
そこに込められた想いや記憶を繋ぐ存在なのだと、改めて感じました。
今回の修理では、切れてしまった部分をただ繋ぐだけではなく、
これから先も安心して身につけていただけるよう、強度や仕上がりにも細心の注意を払いながら修復を行いました。
長い時間を共に過ごしてきたリング。
その思い出まで失われることのないよう、一本一本、心を込めて修理しています。
修理後、綺麗によみがえったリングをご覧になったお客様が、
静かに微笑まれていた姿がとても印象的でした。
これからも、その大切な想いと共に、末永く寄り添っていけますように。
